靖國神社音楽法要

去る平成15年11月24日
東京九段の靖國神社拝殿において
全国から約80名の参列者のもと
音楽法要が厳かに執り行われました

この法要は
和田仙心和尚が僧侶になられて間もなく
ずっと念願し続けてきたものですが
靖國神社創建以来
僧侶として拝殿での仏式法要をされたのは
薬師寺の高田光胤師に次いで二人目
真言僧侶としては初めのことです

和田仙心和尚は
真言僧侶の務めは祈ること
それが自利行であり利他行だと喝破されています
英霊供養と各国の犠牲者への鎮魂
そして世界平和への祈りをこめたこの法要は
これからも毎年続けられていくことになりました

靖國神社音楽法要願文
和田仙心・英霊顕彰の祈り (平成16年8月21日)
平和に生きていられることの大切さを再認識 (安田明義)
英霊が命をかけて希求した日本を (鈴木 昭)
観蔵院音楽法要を終えて (靖國神社 権宮司 三井勝生)

靖國神社音楽法要願文

 永い間、靖國のこの場所で、国のために尊い命を捧げられた英霊の方々に、感謝と供養の祈りをさせていただきたいと念じてきました。それがかないました。英霊の方々のお導きによるものと私は信じております。

 ここにお祀りされている英霊の方々は、日本全国の靖國に想いを寄せる崇敬者たちと靖國神社の神官の方々の純粋な祈りを受けて、すでに諸天、善神、あるいは菩薩の位にまで上がっておられると私は信じております。英霊の方々は、すでに民族、宗教、宗派、イデオロギーなどを超えた大きな命の根源、真理そのもの、光、光の中におられます。

 本日は各地から、英霊の方々に想いを寄せる者、80数名、そして、岡田ユキ、枝川淳一、佐々木じょうじ、岸真澄、鎌田洋一、永井里奈、垣内裕志が、歌と音楽を奉納するために集まって来ました。
 本日の参加者全員、それぞれの置かれた環境の中で、これからの若い世代に英霊の方々のことを伝えていきたいという想いを持って集まって来ています。先輩の永田祐弘、法友の新山行雄・孝雄兄弟、観蔵院徒弟、白澤慈心、奥土居帥心、磯部常仙、渡邊弘心、稲盛悠心、澤田祭心、心をひとつにして祈りを捧げます。どうぞ、この壇上に御降臨くださって、我々の祈りの心をお受けください。

 今日はまた、この場所をお借りして、あの時期のあの戦争で、それぞれの国に殉じた連合国軍の兵士と、あの戦争で犠牲になられた韓国、中国、フィリピン、マレーシア、ビルマなどの一般市民の方々への供養の祈りもさせていただきます。
 戦場となったこれらの国々には、いまだに倒れたその場所に留まって、日本へ戻れず、苦しみ悲しんでおられる日本国軍兵士の御霊が多勢おられます。
 現代の日本人の誰かの心に働きかけて靖國の森へ戻れるような行動を起こさせてください。

 明治の日本の指導者たち、明治の先徳方が、国に殉じた英霊が安らげる、最もふさわしい場所として選んだこの靖國の森にとどまって、国籍、宗教、宗派を超えて、靖國を訪れるすべての人々が、より良く生かされ、各自がその人生の役割を全うできるように勇気づけてください。
 そして、世界の人々が力を合わせて平和を築いていけるようお働きください。

          三重県四日市市 真言宗 観蔵院 住職
                         伝燈大阿闍梨  和田仙心

                                       敬 白



平和に生きていられることの大切さを再認識
   名古屋市 (株)ウッドミック 安田 明義
英霊が命をかけて希求した日本を
   東京都狛江市 元日本軍 瀑撃機『銀河』搭乗員  鈴木 昭(84才)
観蔵院音楽法要を終えて
   靖國神社 権宮司 三井 勝生